ニッパーとペンチ(とラジペン)の得意不得意
最初にペンチもニッパーも支給されていたので2つ持っているのが当たり前だと思っていたのですが、ペンチもしくはニッパーの片方だけ持っているって人もいるようです。
そこで性能の違いを見ていきましょう。
パッと見の性能
ペンチ
- 電線の段剥きができる
- 14㎟位なら切れる
- 多少無理して切っても刃こぼれはあまりない
- 番線を切れる
- ボルトも切れる(5mmまで)
- テープは切りづらい
- キャブタイヤケーブルの端末に使う
ニッパー
- 電線の段剥きができる
- 5.5㎟以上は心配になる。
- 無理して切ると刃こぼれする(片刃のやつなんか特にそう)
- 番線は基本的に切れない
- ボルトも切れない
- テープは切りやすい
- キャブタイヤケーブルの被覆をむくのに必須
ラジオペンチ
- 2㎟が限界か(切るのには向かない)
- 刃こぼれはあまりないと思う
- 番線は切れるか?
- テープは(刃の長さ的に)切れない
- 目的が違う
まず切断能力をみると
ペンチはボルトを切ったり多少無理しても刃こぼれして切れなくなるってことが滅多にないです。番線も問題なく切れます。
ニッパーは確かに細いケーブルだったら十分な能力を発揮します。しかし番線切ったり無理な使い方をすると刃こぼれして切れ味が落ちます。
ラジオペンチはやっぱり狭い所の手が入らない所の細かい作業に使う道具で何か切ったりという作業にはあまり向いていません。
ケーブルの中の線を段剥きする能力は人によります。
テープ巻きの時はニッパーの方がきれいにテープが切れるのでニッパーの方がいいです。
キャブタイヤケーブルの端末をする時はニッパーで切れ目を入れて縦に裂くように剥くのでニッパーが必須になります。
手工具としての性能の限界
しかし、ペンチもニッパーも手工具なので能力の限界があります。
電線の段剥きはケーブルストリッパー、ハグラー、ケーブルの切断にはケーブルカッター、ボルトや番線の切断にはボルトクリッパー、番線カッターがあります。無理をすると自分がケガします。
結局どうなの?
両方持っとくのが得策です。
重いものでもないので工具がないから仕事できませんじゃだめだし
登場工具
200mmペンチさん
切る能力は大きさに比例し、少ない力で物を切ることができる。
自分の手の大きさと出せる力と相談する事。
JISニッパーさん
多分4代目くらい。テープ巻きの切り口をきれいに見せるのとキャブタイヤケーブルの端末と段剥きの為にいるような存在。やっぱりペンチの代わりにはならない。
ラジオペンチさん
ペンチだけど工具としての方向性はペンチとは違うってことに書いてて気づいた。
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