神の国への引用をしてやる
ポケモンには18のタイプがある
ノーマル
哺乳類や鳥等の獣型のポケモンが多いが、妖精のような姿をした、いわゆるファンシー系のポケモンの数も多いのが特徴。
「ノーマル」の名の通り全体的に普遍的な存在である印象を受ける。
それ故にポケモン自体の数も技の数も多いが、実はみずタイプの方が多い。
攻撃面で抜群が取れるタイプは無し。
防御面で抵抗を持つタイプはゴーストを無効に出来るのみで半減は無し。普通の人ならばオカルトは信じないのだろうか、むこうからも干渉できないが。
攻撃が半減されるタイプはいわ・はがね。常人が岩や鉄をたたいても痛いだけ
無効化されるタイプはゴースト。
弱点のタイプはかくとうのみ。格闘術にはかてないのか弱点が少ない一方、抵抗もほぼ無い。攻撃面に至っては全タイプ中唯一弱点が全く突けない。また、唯一無効化できるゴーストタイプにも、ノーマル技を無効化されてしまう。
従って相性面に限れば、不遇と言える。
かくとう
ノーマルタイプに抜群という無二の個性を持ち、他にもいわ・こおり・はがねに強いと、とにかく硬い相手を叩き割るのが得意。
ノーマルに強いのは達人の技は凡人では受けられないという理論か。
あくタイプに強いのは防犯の為にしばしば格闘技が用いられるからと思われる。第五世代で登場した特性「せいぎのこころ」がその最たる例と言える。
逆に苦手なタイプは格闘技が届かない(ひこう)か当てられない(ゴースト)、もしくは心情的に手を出す気が失せそう(どく・むし・フェアリー)なラインナップ。
触れる前に見えない力でどうこうしてくる超能力者(エスパー)は、昔から専門外。
また、むしタイプは互いに半減される。刺されるのは平気でも素手で虫を叩き潰すとなればそれはまた別の話。
ひこう
飛行』の名前の通り、羽や翼等を用いて空を飛ぶポケモン達が集うタイプ。
攻撃技に関しては風属性という位置づけの意味合いが強い。
なお、特性『ふゆう』との違いは、生物学的な区別ではなく、 ぶっちゃけゲーム的な都合 という側面が強い、
そのため、翼も何もないただ浮かんでいるだけのフワライドやメテノはひこうタイプ混合なのに、立派な翼があるフライゴンやサザンドラは、複合タイプの方が優先されて『ふゆう』で無理矢理補っている状態である。
かといってなんでもかんでもひこうタイプにすると没個性化が激しくなるため、マタドガスやクレセリアのように単タイプの『ふゆう』持ちも存在する。空を飛べるポケモンのほとんどが属するためモチーフは鳥や虫等の普遍的な生き物から、ドラゴン等の特別な存在まで豊富で数もかなり多い。
くさ
その名の通り草木等の植物のような姿をしたポケモン達の事。もちろん体色は緑や紺色が多い。
御三家常連のタイプなのもあり割とポピュラーなタイプである。有利なタイプに関しては、
「水を吸ってうるおい、育つ」「大地にはしっかりと根を張り、養分を吸い上げる」「苔むした岩、植物はやすやすと電気を通さない」と覚えられる。
不利なタイプに関しては
「燃えやすい」「除草剤や寒さ、木枯らしで枯れる」「鳥や虫の餌となる」「ドラゴンには他の御三家タイプ同様不利」「鋼には簡単に根を張れない」と覚えておくと良いだろう。
ほのお
その名の火や炎を操るポケモンが分類される。
そのため相手を状態異常のやけどにする技が多く、なおかつ自分はやけど状態にならない。特にダイヤモンド・パールでは新規に追加されたほのおタイプはゴウカザル系、ブーバーン、ヒードランの三匹のみでそのうちゴウカザル以外は殿堂入り後の入手、
しかも殿堂入り前で入手出来るほのおタイプはゴウカザルとギャロップの系列のみと明らかに少ない。
そのためダイパではオーバは自らをほのおタイプ使いとはっきり名乗らず、「ほのおのパンチ」を覚えたミミロップや「ほのおのキバ」を覚えたハガネール等の全く関係無いポケモンを使うハメになっていた。余談だが、ほのおタイプには唯一王や唯一神、でんせつポケモン、目力に定評のある引越し魔な焼き鳥、卵孵化に全てを捧げた赤ヨッシー、伝説の威厳ゼロなゴキブリ、道場を開いた幻のポケモン、何かに萌えてる伝説の竜、色々足りない蟻に殺されるアリクイ、総選挙最下位の猿等、何故かネタポケの扱いされるポケモンも多い(それでもうまく使えば強いのだが)。
いかにも火が苦手そうか熱で溶かすイメージ。鋼は弱い火ならともかく、高熱で焼き炙れば酸化で変質したり軟らかくなるので納得である。
水と土は言わずもがな、これらを浴びせれば大抵火は消える。岩に至っては土と同じ性質に加えて、鋼が溶ける様な高熱も余裕で耐える岩石やセラミックなどのイメージからだろうか。
みず
名前の通り海や湖等に住む水棲生物の姿をしたポケモンが多く、体色も青や水色が多い。魚類だろうが水棲哺乳類だろうが甲殻類だろうが貝類だろうが水棲昆虫だろうが、とにかく水に縁がありさえすれば原則みずタイプ。
水に住む生物は数がとても多いためイメージが連想しやすいのか、最も標準的なタイプと思われるノーマルタイプを差し置いて最も数が多いタイプとして有名。
いわ
名前の通り岩や石等のいわゆる「鉱物」をモチーフにしたポケモンが多い。能力値は硬い鉱物の印象通り全体的に攻撃力と防御力に優れており、逆に特攻、特防、素早さは低めという重物理アタッカーが多いのが特徴。
ノーマルと飛行半減なためノーマル技や飛行技が中心になりがちなストーリー最序盤では地味に厄介な相手であり、序盤のジムリーダーにいわタイプのエキスパートが控えているシリーズも多い。
パーティをバランスよく組むことの重要性を教えてくれるチュートリアル的な役目を果たしている。また天候「すなあらし」のダメージを受けず、特防が1.5倍になるという特性を持つ。概ねじめんタイプに共通する特徴が目立つが、複合タイプの所為でたまに勘違いされるがでんきタイプには影響なし。
火を付けられたり単に叩かれるのは平気だが、プロの格闘技や鋼製の道具には弱いようである。
空を飛ぶ鳥に強いのは「届かなくないか?」とも言われそうではあるが確かに当たれば撃ち落とせそうではある。鳥では岩を砕けるとも思えないわけだし。
じめん
「じめん」の名前の通り主に地上や地中を好むポケモン達が属するタイプ。複合タイプは意外と多く、今のところフェアリー以外全てのタイプでじめんと複合したポケモンが存在する。
特に何故かみずタイプとの複合が豊富で、金銀からブラック・ホワイトまで必ず一匹以上はみずタイプ複合のじめんタイプが追加されていた。能力値は「じめん」の印象通り、総合的に攻撃・防御・HP等の物理面に優れるが、
特攻や特防の特殊面が低く素早さも鈍足という典型的な「重戦車型」が多いのが特徴。
むし
名前の通り蝶や蛾、蜂等のいわゆる『昆虫』のような姿をしたポケモン達である。
昆虫に限らず、蜘蛛や百足等一般的に「虫」として扱われる生物をモチーフにしたポケモンも含まれる。能力値は全体的に素早さに優れており、攻撃面は攻撃か特攻のどちらかが極端に低い者が多いのが特徴。
耐久は全体的に微妙だが、耐久が高い奴は極端に高い場合が多い。
なお、HPだけは虫の息総じて低いという共通点があり、HP種族値100以上のポケモンは初代~第六世代まで1匹もいなかった。攻撃面で抜群が取れるタイプはくさ・エスパー・あく。
防御面で耐性を持つタイプはくさ・かくとう・じめん。
攻撃が半減されるタイプはほのお・かくとう・どく・ひこう・ゴースト・はがね・フェアリー。
弱点のタイプはほのお・ひこう・いわ。捕食関係や「飛んで火に入る夏の虫」ということわざを反映してか、くさタイプには攻防共に強いがほのお・ひこうタイプには攻防共に弱い。
エスパータイプに強いのは集中力をかき乱すイメージ、あくタイプに強いのはタイプの出番を増やす以外だと、虫をモチーフにした某改造人間達からのイメージか。肝心のバッタポケモンは第9世代のエクスレッグまで登場しなかったけどな!
どくタイプは体内が毒に侵されるのを恐れる、フェアリータイプはそもそも妖精と仲良しだからか。
なお、初代でのみどくタイプとは互いに弱点を突き合う関係だった。
こおり
その名の通り氷や雪をモチーフにしたものや、寒冷地に生息する生物をモデルにしたポケモンが多い。生息地が寒冷地に集中しモチーフも限定されるためか、該当ポケモンの数が全タイプで最も少ない。攻撃面では抜群になるのがくさ・じめん・ひこう・ドラゴン。
半減されるのがほのお・みず・こおり・はがね(初代のみほのおに対しては等倍)。
防御面での弱点はほのお・かくとう・いわ・はがね。
半減できるのはこおりのみ。「草を枯らし地面を凍結させ、鳥は凍えて飛べず氷河期が恐竜を絶滅させた」一方、「炎で溶かされ手刀で割られ、岩や鋼鉄には硬さで劣り、水は多すぎると凍らせきれない」と覚えておくと良い。
初代の一部攻略本ではいわにも抜群と誤記されている。
エスパー
名前の通り念力等の超能力を駆使して戦うタイプである。全体的な傾向としては特攻・特防に優れており、一方で攻撃・防御が低めで肉弾戦が苦手。
素早さは平均より高い種族もそれなりにいるが、「トリックルーム」向きな鈍足型の種族も同程度いるため、平均としてはあまり高くない。
また、タイプ一致不一致を問わず変化技を豊富に覚える傾向がある。近寄らずに一方的に戦えるかくとうタイプやどくタイプには非常に強い一方、捻くれていたり逆に天然過ぎて超能力が通用しないあくやむし、同じ超能力使いであるエスパー、そして奇怪さではある意味エスパーの上を行くゴーストタイプが苦手。もしくは超能力に集中力を使うので、ラフプレーや虫やお化けに驚かされると本領発揮できないということだろうか。
またスプーン位は曲げられるとはいえ、厚い鋼鉄は流石に超能力で捻じ曲げるのは難しい様だ。
ドラゴン
攻撃面ではドラゴンタイプには抜群はがねタイプには今一つフェアリータイプ(第6世代より)には無効
防御面では
ゴースト
ゴーストというだけあって、不気味な姿のまさにモンスターっぽいデザインのものが多く(といってもポケモンなので愛嬌あるやつも多いが)、
モチーフも幽霊をはじめ死神、棺桶、魔術師等オカルト方面から採られている。第8世代ではある地域で絶滅した後種族単位で亡霊と化したガラルサニーゴ・ヒスイゾロアークなんてのも登場した。
ポケモン図鑑の説明も怖いものが多く「魂を奪う」「あの世へ連れていく」「生命力を吸い取る」など、またインド象が犠牲になったりしている。
『BW2』では遂に「殺す」と書かれてしまったものもいる。イベントで登場する幽霊とは意外とあまり関わりがなかったりする。幽霊だが、タマゴも産めるし食事もする。そもそも一部を除き、生前どういう生物だったのかも判明していない連中が多い。
「ポケモンの幽霊」というより、「幽霊みたいな特徴を持った生物」と考えた方がいいかもしれない。耐性面では弱点のタイプはゴースト・あく
半減するタイプはどく・むし
無効化するタイプはノーマル・かくとう。
ただし技「みやぶる」「かぎわける」を受けたり特性『きもったま』のポケモンから攻撃を受けた場合、ノーマル・かくとうとのタイプ相性が等倍になる。
第6世代以降は特性『かげふみ』やバインド技などで交代や逃走を縛られないというメリットが追加された。ノーマル×ゴーストや、ゴースト×ゴーストに他のタイプとかけ離れた部分があり、タイプ相性のイメージが若干掴みづらいタイプ。
「直接殴ってくるノーマルや格闘の攻撃は無効化できるが、逆に霊感のないノーマルにゴーストの攻撃は無効」「霊感の強いエスパーは強い干渉を受けやすい」「ゴースト同士だと霊体同士が直撃しあって効果抜群」と言った感じだろうか。
その他、生命活動が停止しているため毒にも強く、五分の魂しかない虫への抵抗力も持つが、アウトロー/闇の住人にはオカルトは通用しない、と言った感じでイメージすると傾向は掴みやすいかもしれない。
あく
後出しのタイプということもあり、相性設定は元々の格差を調整するメタな意味でされている部分も大きい。
理屈っぽく考えていくなら、実力が全てなアウトローは胡散臭い超能力や幽霊、そして同じ土俵の相手を恐れないというところか。
鋼は単純に悪党でも破れないほど堅いというのもあるが、恐らく彼らから身を護る盾や金庫、そして牢屋や錠前といった彼らを御用する為の道具もまた鋼製が多いイメージからだろう。
そして一流の悪党はそれすら小細工ですり抜けるので最終的には等倍に変更されたのかもしれない。ここもバランス調整の一環はありそうだが。かくとう・むし・フェアリーに弱いと設定された理由については、むしタイプに弱いのは「物理的に気持ち悪いのは勘弁」「善悪を気にしない野生の生物だから」もしくは「ライダーキック!」的なイメージとされていたり、
かくとうタイプに弱いのは諸説ある。
「正義のパンチは悪を懲らしめる!」というごもっともな説や「悪党に対する護身術として」「暴力は武力には勝てないというイメージから」というのがメジャーだが
かなり少数派の意見としては「アクション系の特撮ヒーローに倒される悪役のイメージ」「反則上等のファイトスタイルに対して正々堂々と戦って勝つ方が映えるから」という説も存在する。
フェアリータイプに関してはプリキュア等魔法少女からの関連性を示唆する意見があるが、「悪者と戦う○○だから」を挙げるといい加減キリがない。妖精の起源はイギリスのケルト神話にあり、その話においても悪魔はおろか、なんと竜を退治した記録すら無い。*1
このようにフェアリータイプの場合、神話や伝承の根拠すら持ち合わせていないのが実情であり、あく・かくとうタイプが暴れすぎてた当時の事情もあって、単なるこじつけで決められた可能性が高い。
はがね
「鋼」の名のとおり全体的に金属質で固そうなポケモンが多く、金属だけにドータクンやコイル、メタグロス、ギギギアルといった人工物・マシーン型の種も目立つ。
色はグレーや銀色が多く、タマゴグループは鉱物/タマゴ未発見が多め。
能力も見た目の通り防御を筆頭に耐久が高い物が目立つ。
しかし、逆に全く鋼っぽくない(ジラーチ、クチートなど)のも結構いるので初見プレイヤーはびっくりすることも。…と全体の半数以上にあたる10タイプを半減にしどくタイプに至っては無効という防御面が突出して優秀なタイプ。
フェアリー
18番目のタイプとして『ポケットモンスター X・Y』から追加されることが2013年6月11日のニンテンドーダイレクトで公式発表された。
タイプが新しく追加されるのは金銀のあく・はがねの登場以来14年ぶり。「妖精」を意味する名前の通りファンシーな、女の子に好かれそうな見かけのポケモンが多い。
勿論タマゴグループはその多くがようせいグループに属する。
一方、これまで妖精イメージのポケモンはノーマルかエスパーを当てられやすかったせいか、新ポケモンのモチーフはややひねったものが多い。「マジカルシャイン」など光っぽい技もあるのでつい光属性/聖属性と認識しそうになるが、タイプ相性だけの話だと格闘タイプとそれらの要素を半分こして担当しているという、他ゲーからするとなかなか奇妙な構図になってしまう。攻撃面で抜群が取れるタイプはあく、かくとう、ドラゴン。
防御面で抵抗を持つタイプはあく、かくとう、むし。ドラゴンに至っては無効。
攻撃が半減されるタイプは、はがね、ほのお、どく。
弱点となるタイプは、どく、はがね。部分的には自然・平和主義なフェアリーらしい相性。
有利な相手に関するタイプ相性は理屈よりもバランス調整の面が非常に強く、フェアリー実装前夜に猛威を振るっていたローブシン(かくとう)、キノガッサ(くさ/かくとう)、サザンドラ(ドラゴン/あく)、むしタイプ勢力等に対する抑止力としてデザインされている。
不利な相手に対するタイプ相性はなんとか説明や考察できる範囲に収まっており、環境汚染をイメージしての毒と、人間の道具であり、かつ西洋では妖精が鉄を嫌うという迷信から鋼は苦手*1。
炎に対しては需要増加か、はたまたこれも文明の象徴として扱われているからなのか。
意外にもくさタイプにはお互いに影響がない。
たりきほんがん
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